motsunav’s diary

IT技術(Java, JavaScript)と音楽(ピアノ, 編曲)のことを書きます。

和音のイメージについて考える 3度と6度の使い分け

作編曲者によって、主旋律における3度と6度の選択は特に違いが出る部分かなと思っていて、
これについても個人的なイメージのようなものがあるので、実際の進行例と併せてメモしてみます。

3度:「体験」のイメージ

dur(長調)ならば話に参加している主体のイメージ。
体験している喜びを当事者、または当事者を含む集団が伝えようとする。

moll(短調)ならば直接的に悲しみの感情を伝える主体のイメージ
体験している悲しみを当事者、または当事者を含む集団が訴えかけている。

6度:「伝聞」のイメージ

dur(長調)ならば主体は離れたところにいて、俯瞰するイメージ。
良い雰囲気に包まれている集合体を見て、その様子を伝えようとする。

moll(短調)ならばもの悲しさ、他所の不幸へ目を向けるイメージ。
悲劇的な出来事が起きた集合体を見て、その様子を語り継ごうとする。


声部分けや響きの関係で2音間の音程に条件が発生してしまうこともあるけど、使い分ける時は意識してみるのもありかなと思います。

このイメージも「ロマン派=優雅」のイメージを刷り込まれた結果なんだろうか。。